こんにちは!
逆転期間工ブログの主
逆転期間工です!
私は32歳までまともな正社員経験がなく、底辺の生活を送っていました。そんな私がトヨタの期間工から正社員を目指して1年後に見事合格‼後にトヨタの関係会社に好条件で転職することも出来ました。そんな私の経験談を期間工から、正社員を目指す人に発信していくブログです‼
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- トヨタや日産などの期間工を始めようと思っているんだけど…
- 期間工の仕事内容がよく分からない…
- すごくキツイって聞くけど本当に?
一般的に期間工として働こうと考えている、期間工未経験の人が「期間工の仕事ってどんなことするの?キツくて大変そう…」と最初の一歩で悩んでしまうケースは非常に多いです。

私は32歳から挑戦したトヨタの期間工で、1年後に正社員試験に合格することができました。もちろん特別なスキルがあったわけでもないですし、資格と言えるモノも運転免許くらいでした。(後にトヨタの関係会社に転職)
そんな私は期間工時代に何度も失敗し、沢山の遠回りをしてきました。
そこでこの記事では期間工として働いてみようと考えているけど、「期間工の仕事内容が想像できない!」という人や「期間工の仕事って物凄くキツイんでしょ?」って不安に考えている方に向けて書いていきます。
この記事を読めば「期間工の仕事内容とキツさの理由」がすべて分かります。
この記事には実際に私が経験してきた、経験とノウハウを凝縮しました。ぜひ最後まで読んでみてください‼
本気で期間工から正社員を目指したい方はこちらの記事を参考にしてください‼
自動車エンジン工場で働く期間工の仕事内容
基本的に期間工として自動車工場や二輪工場で働こうと考えた際に、まず最初に思い浮かぶのは『自動車を組立てる』というのを思い浮かべるかと思います。
しかし自動車工場というのは大きく分けて、車両工場とエンジン工場という2つに分かれます。
私はトヨタ自動車九州のエンジン工場である「苅田工場」に配属されて、期間工として働いていました。そんな私の経験談から、エンジン工場の仕事内容を紹介していきます。

エンジン工場はどんな仕事内容なのか気になりますね。

エンジン工場は車の心臓を作っている工場ですから、やりがいは十分にありますよ‼
エンジン工場の仕事の流れは以下の通りです。
鋳造工程(エンジン粗材)
↓
加工工程(エンジン粗材の加工)
↓
組付工程(エンジンの組立)
それでは詳しく解説していきます。
鋳造工程(Casting)
鋳造工程とはエンジンの粗材を作る工程です。エンジンというのはアルミ粗材で出来ています、工場にある大きな設備を使って、溶けたアルミをエンジンの形に造形していく工程です。
出典:工程紹介[苅田工場] | クルマづくり | トヨタ自動車九州株式会社 (toyota-kyushu.com)
エンジン粗材を作る鋳造工程での期間工の仕事はこんな内容です。
1.設備で造形されたエンジン粗材を運搬する
2.エンジン粗材の外観と寸法をチェックする
3.エンジン粗材を加工工程に運搬する
設備で造形されたエンジン粗材を運搬する
多くの期間工の方は鋳造工程に配属されたら、このエンジン粗材の運搬業務に配属される方がほとんどだと思います。
設備で造形されたエンジン粗材を、エレカ(運搬車)を使って運搬する仕事になります。ものすごい数のエンジン粗材が造形されるので、1ラウンド(2時間)ずっとエレカに乗ってエンジン粗材を運搬します。
体力的には重い物を持ったり動き回ったりするわけではないので、作業自体を覚えてしまえば比較的に楽な仕事だと言えます。ただ2時間エレカに乗って運搬するので、ずっと立ったままの仕事になります。

運搬するだけなら私にもできそうです‼

重い物を持ったりしないので、女性の方も多く活躍していますよ‼
エンジン粗材の外観をチェックする
次にエレカで運ばれてきたエンジン粗材の外観を目視でチェックしていきます。ここではエンジン粗材に傷やバリなどがないか確認していきます。
ここで問題があれば、すぐに上司に報告して修正が入ります。目視の確認だけでなく、三次元測定機を使ってエンジン粗材が決められた大きさで出来ているかも測っていきます。
ここでエンジン粗材が問題なくできているかを確認していくのです。
エンジン粗材を加工工程に運搬する
チェックが終わったエンジン粗材を、次の工程である加工工程に運搬する仕事です。私が働いていた『苅田工場』では、エンジン粗材を作る鋳造工程と加工工程の建屋が離れていたので、エンジン粗材をエレカを使って加工工程まで運んでいました。
毎日物凄い数のエンジン粗材を加工工程に送るので、ほとんど1日がエンジン粗材の運搬で終わるかと思います。しかし覚えてしまえば簡単なお仕事です。
加工工程(machining)
鋳造工程から送られてきたエンジン粗材を、全自働工作機械を使って加工していく工程です。
出典:工程紹介[苅田工場] | クルマづくり | トヨタ自動車九州株式会社 (toyota-kyushu.com)
エンジン粗材を加工する加工工程での期間工の仕事はこんな内容です。
1.エンジン粗材を全自働工作機械にセットする
2.加工された部位の外観と寸法をチェックする
3.組付工程に運搬する
エンジン粗材を自動工作機械にセットする
これはエンジン粗材を加工する機械に搬入する仕事です。鋳造工程から送られてきたエンジン粗材を加工設備に入れていくのですが、現在は自動化になっているので、人の手はほとんど必要ありません。
加工された部位の外観と寸法をチェックする
全自働工作機械によって加工された部位の外観や寸法を、目視や三次元測定機を使ってチェックしていく工程です。ちゃんと加工できているか、削りすぎたりしていないかをチェックしていきます。
力仕事ではないので、体力的には楽な仕事です。
組付工程に運搬する
加工されたエンジン粗材を組付工程に運搬します。基本的には自動搬送装置が組付工程まで運搬するので、人の手はほとんど必要ありません。
加工工程に配属されても、期間工の人がやる仕事は、外観や寸法を目視や三次元測定を使ってチェックすることがほとんどです。

加工工程ではほとんど、人の作業が無い感じですか?

加工工程ではほとんどの作業が、加工されたエンジン粗材の外観や寸法のチェックをする仕事になります‼
組付工程
加工工程から送られてきたエンジンの加工品や、部品メーカーから送られてきた部品を組付けて、完成品のエンジンを造り上げていく最終の工程になります。
出典:工程紹介[苅田工場] | クルマづくり | トヨタ自動車九州株式会社 (toyota-kyushu.com)
エンジンに部品を組付ける、組付工程での期間工の仕事はこんな内容です。
1.ライン上に流れてくるエンジンに部品を組付けていく
2.エンジンの性能をチェックする
3.エンジンの完成品を車両工場に送る
ライン上に流れてくるエンジンに部品を組付けていく
エンジン工場に配属されるほとんどの期間工の方が、この組付工程に配属されるかと思います。エンジン工場では1番の花形工程になります。
ライン上に流れているエンジンに様々な部品を組付けていきます。車のエンジンは精密機械ですから、作業者の身なりにも厳しいです。もちろんですが、ピアスやネックレスなどはエンジン内部に落下すると異物になりエンジンの故障原因なりますから、作業前に外さないといけません。
作業自体は慣れるまでかなりキツイです‼私自身も半年ほど応援として組付工程で働いたことがありますが、慣れるまでは本当にキツかったです…

そんなにキツいんですか?僕にできるかな…

大丈夫です‼私自身もキツかったのは慣れるまでの2週間ほどで、慣れてしまえば体が勝手に動くし、単純で楽な作業になってしまいますよ!
エンジンの性能をチェックする
組付工程で組み立てられたエンジンの性能をチェックする工程です。決められた数値を出せるのか?異音はしないか?など、様々な項目をチェックしていきます。
こちらの工程は、かなり重要な工程になるので期間工の方が任されることはないと思います。
完成品を車両工場に送る
エンジンの性能や異音のチェックで合格したエンジンを車両工場に送る工程です。トヨタ自動車九州の場合は車両工場である『トヨタ自動車九州 宮田工場』に送られて、車両に組付けれます。
こちらの工程もフォークリフト免許を持っている方でないと働くことはできないので、期間工の方が最終の運搬作業で働くということもあまりないかとは思います。

自動車エンジン工場に配属されたら、やはり組付工程になる可能性が高いのでしょうか?

多くの方は組付工程に配属されるかと思います。しかし正社員を目指す方なら、エンジン工場の中で組付工程が1番可能性が高くなります‼
自動車エンジン工場での期間工の仕事はキツイ?
ここまで読んでいただいた方には何となく分かっていただけたかなと思いますが、自動車エンジン工場での仕事というのは最後の組付工程以外は、ほとんど設備や機械などを使った仕事になります。
体力的なキツさでは車両工場と比べると、エンジン工場はかなり楽です‼
期間工で働くとして、車両工場とエンジン工場は給与も変わりません。しかし配属先は選べませんので、『行けたらいいな~』くらいで考えておきましょう。

体力的には楽ですが、エンジン工場もツライ仕事はあります。続いてはエンジン工場のツライ部分を紹介していきます。
鋳造工程でのツライ仕事
鋳造工程では溶かしたアルミを設備を使って、エンジン粗材を造ると紹介しました。ここで想像していただきたいのが、『溶かしたアルミ』を使っているということです。
溶かしたアルミの温度は、おおよそ800度くらいになると言われています。
そうなんです…、工場内がめちゃくちゃ暑いんです…。冬はまだいいですが、夏は本当に暑くて部署ごとに大量の塩飴を配られるほどです。
鋳造工程でツライことは仕事のキツさよりも、工場の中の暑さになります…

加工工程でのツライ仕事
加工工程はエンジン工場のなかでも、人の手を使わない工程が多い職場になります。設備内にエンジン粗材を投入したら、機械で加工されます。
ですから人がやることは、加工されたエンジンをチェックをしたり、三次元測定機を使い寸法の測定をしたりするのがほとんどです。
そんな加工工程でのツライことは、エンジン粗材を加工設備で削る際にかけるクーラントで汚れることくらいでしょう。クーラントをかけながら削らないと、エンジン粗材を加工できないのでしかたないですが、加工工程でのツライことはそれぐらいかもしれません。
エンジン工場のなかでは比較的に働きやすい職場だと言えます。

組付工程でのツライ仕事
やはりエンジン工場のなかで1番ツライ工程と言えば、この組付工程になります。
私が働いていた時は1日に1000台近くのエンジンを生産していました。昼勤と夜勤の2交代で働いていましたから、片直で500台近くのエンジンを生産することになります。
これは約1分間に1台のペースでエンジンを生産していることになります。
1分間に1台のペースでひっきりなしに自分の前にエンジンが流れてきて、様々な部品を組付けていかなくてはなりません。私も慣れるまではかなりツラかったです…
とは言ってもツライのは、作業に慣れるまでの2週間くらいです。慣れた後は本当に楽です!逆に時間が経つのが遅く感じて、そちらの方がツライかもしれません。

まとめ
今回は自動車エンジン工場での期間工の仕事内容とキツさの理由‼について解説してきました。
自動車製造工場のなかでも、エンジン工場は比較的に楽な部類に入ります。勘違いしてほしくないのは、比較的に楽だということです。
もちろん慣れるまではキツイですし、体力的にはツライ人もいるかと思いますが、期間工として入社した際はとりあえず満了金が貰える3ヵ月くらいまでは頑張ってみましょう‼
それでは今回の記事が期間工を目指す方にとって、少しでもお役にて立てれば幸いです。
それではまたお会いしましょう‼

1年後に期間工から正社員を目指したい方には、ぜひ下の記事を参考にしてみてください!
本気で期間工から正社員を目指したい方はこちらの記事を参考にしてください‼